Tor 経由で Gmail をお使いの場合、アカウントが侵害された可能性があることを示すポップアップ通知が表示されることがあります。 通知ウィンドウには、最近アカウントへのアクセスに使用された世界中の一連のIPアドレスと場所が一覧表示されます。

一般的に、これは誤検知です。 Google は、Tor 経由で利用した結果、様々な場所からのログインがあったのを確認し、アカウントが正当な所有者によってアクセスされていることを確認した方がよいと判断しました。

これは単に Tor 経由でサービスを利用した結果かもしれませんが、だからといって警告を完全に無視できるわけではありません。 これはおそらく誤検知ですが、誰かがあなたの Google の Cookie を乗っ取る可能性があるので、絶対に偽陽性とは断言できません。

Cookie の乗っ取りは、コンピューターに物理的にアクセスするか、ネットワークトラフィックを監視することによって可能になります。 理論的には、Gmail や同様のサービスは SSL リンクを介してのみ Cookie を送信するため、物理的なアクセスのみがシステムを侵害するはずです。 しかし実際には、残念なことに、はるかに複雑です。

また、誰かが Google の Cookie を盗んだ場合、通常ではない場所からログインされる可能性もありあす(もちろん、そうではないかもしれません) 。要約すると、Tor Browser をご利用の場合、Google が使っているこのセキュリティ対策は誤検知が多く、あまり役に立たないため、他の方法を使う必要があります。例えば、アカウントに不審な点がないかや、最近のログインのタイムスタンプを見て、その時間に実際にログインしたかどうかなどをご確認ください。

さらに最近では、Gmail ユーザーは自分のアカウントで二段階認証を有効にして、セキュリティをさらに強固にできるようになりました。